海にも肌にも優しい洗剤の選び方。
毎日通る場所から見えるエメラルドグリーンの海。
海がこんなにきれいなんだと種子島に来て初めて知った。
海で遊んだのも海に遊びに行こうと思うのも大人になってから初めてだった。
漁港から下をのぞけば見える熱帯魚たち。息継ぎしに現れるウミガメ。
たくさんの生物がこの見えない世界で暮らしてる。
それなのに家庭から流れる排水は海へ流れ続ける。
ごみは毎日漂着し続ける。
近くで暮らさないとこの現状には気づかなかった。

<家庭から海にできること>
□お風呂用洗剤、○○用洗剤、ハイターなど用途に限ったものを買わない。(プラスチック削減)
□省エネの製品を使う(CO2削減)
□ものを買うときはずっと使えるものを選ぶ(ゴミ削減)
□なるべく車を使わない(CO2削減)
■洗濯■
〇洗剤→純石けん分の洗剤を選ぶ(脂肪酸ナトリウムという成分が書かれている)
✖成分に界面活性剤(24% アルキルエーテル流酸エステル塩~→裏表示を見てこの洗剤は選ばない
✖成分に蛍光漂白剤(分解されにくい)
〇漂白剤の代わりに→過炭酸ナトリウムか酸素系漂白剤(皮脂汚れやきばみを取る、ハイターのような色落ちはしません)
〇柔軟剤→クエン酸
石鹸洗剤の汚れ落ちをよくするには40度~60度のお湯を使うこと。
臭いが気になる服があるときは60度くらいのお湯に酸素系漂白剤か過炭酸ナトリウムを入れて10分ほど放置してから洗濯機に入れます。ドラム式じゃないときは直接洗濯機にお湯を入れてつけ置き洗いしていました。(※60度を超えると今度は汚れを落とす酵素が働かなくなるので気を付けてください。)
ハイターを使わなくても臭いや黄ばみなどもきれいに取れます。
過炭酸ナトリウムは色物にも使えますが(インド綿やシルクは気を付けてください)
表示を見て使用していい素材や使用量などは調整してください。
ちなみに個人的に洗剤を購入しているのは
◎ソネット。https://www.omochabako-webstore.jp/products/list.php?category_id=17→ほのかに香る。中性洗剤などもある。
◎パックスナチュロンhttps://www.paxnaturon.com/product/laundry.html#Sec02
→無臭。一番リーズナブルかも?
◎IHERBというサイトから。
→紹介コード【KMJ588】を入力すると5%から10%オフになるのでこちらから買った方がお得になります。香りがついたほうがいい方におすすめ。
自然由来で作られた洗剤は正直薬局で買えるものよりは高いです。
それでも成分の安全さや洋服を着たときの心地よさや環境への配慮には代えられません。
香りなども好き嫌いがあると思うのでレビューや好きな香りで選ばれると楽しいと思います。
■お風呂■
〇過炭酸ナトリウム→お風呂掃除に。
〇クエン酸→リンス、水垢に
〇石鹸、シャンプー→Limeiの石鹸は髪からクレンジング、洗顔、全身洗えます。髪を洗った後はクエン酸リンス。(プラスチックも減ります)
〇お湯→カビ対策
✖カビハイター
✖マジック〇ン
50℃~60度だと数秒でカビなども死にます。
・自分に使う洗浄剤も絞ればお風呂場はかなりすっきりなります。
・お風呂掃除は浴槽やタイルににお湯を撒いた後、過炭酸ナトリウムを少し振りかけてスポンジで掃除。
・カビは50℃以上の熱にさらされると数秒で死にます。最後にあがる人がお風呂全体に熱いお湯をかけて
出ます。
・排水溝の掃除をするときはお湯をかけた後、排水溝に過炭酸ナトリウムをたくさん振りかけて
半日くらい放置しています。
・パイプの臭いが気になるときも最後にお風呂に入った人に過炭酸ナトリウムを大量に投入してもらってい
ます。
■台所■
〇食器洗い→キッチンソープ(石鹸素地、脂肪酸ナトリウムと書かれたもの)
〇茶渋などの黄ばみ→過炭酸ナトリウム(お湯と過炭酸ナトリウムと食器をしばらく一緒につけておく)
〇シンクの水垢→クエン酸
〇排水溝→過炭酸ナトリウム
✖界面活性剤〇%と書かれた洗剤→分解されにくく、手荒れの原因にもなる
・レンジの汚れや油汚れにも過炭酸ナトリウムを使用しています。
過炭酸ナトリウムと水を合わせて過炭酸ナトリウム液を作りスプレーボトルにいれるか
液をキッチンペーパーに染み込ませて気になる汚れ部分にしばらく貼りつけておけばきれいに落ちます。
最初は面倒だと思っていた石鹸で食器を洗うこと。
かれこれ5年は続けてる。
泡立ちも合成界面活性剤入りのものに比べたら悪いが
石鹸のいいところは海に流れても微生物によって分解されること。
プラスチック容器も買わなくてすむし、
手荒れも防いでくれる。意外といいことだらけだ。

1980年から30年間で世界のサンゴの5割が消えている。
グレートバリアリーフだけでは2016年に29%のサンゴが死んでいる。距離にして1000Kmにも及ぶ。
原因は水温が上がったこと。
サンゴが死ぬということはサンゴに頼って生きている生き物もいなくなるということ。
そしてそれらを食べる捕食者もいなくなるといこと。
地球の高温期という説もあるが、
1万年かけて4~7度上がっていたのが今は10倍のスピード。
進化に追いつけない生き物はどんどんいなくなってしまう。
わたしたちの生活が豊かになる一方でこんなにも地球や他の生き物にダメージを与え続けている。
<参考>
チェイシングコーラル(消えゆくサンゴ礁)
https://www.netflix.com/jp/title/80168188
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